日本侠客伝 血斗神田祭り ★★ 1966年(昭41)2月3日公開/東映京都/98分/ 総天然色/シネマスコープ |
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企画 | 俊藤浩滋 日下部吾郎 |
脚本 | 笠原和夫 | 監督 | マキノ雅弘 | |||
撮影 | わし尾元也 | 音楽 | 斎藤一郎 | 美術 | 川島泰三 | |||
出演-高倉健・藤純子・鶴田浩二・藤山寛美・河津清三郎・野際陽子・大木実・中原早苗・天津敏・山本麟一・里見浩太朗・長門裕之・遠藤辰雄・山城新伍 |
前年8月に公開された「日本侠客伝」シリーズの第4作目。 高倉健にとっては、2週間前に公開された「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」が大ヒットしての絶好調の時期。 しかし内容は残念ながらそれほど面白くはない。 マキノ監督は神田の火消しを丁寧に描いているが、鶴田浩二やら藤山寛美のゲスト陣のキャラが的確性を欠く。 鶴田は親分の娘である野際陽子と逃避行して来た設定。それを連れ戻しに来る、片目潰しの長門裕之は好演しているのだが ラストに鶴田が殴り込みに行く意味が分からなかった。私がそれまでの台詞を見逃したのか、とにかく唐突に鶴田が天津敏を殺しに行く動機が不明。鶴田は天津の組に世話になっているはずなのに・・・・。 高倉健と、幼馴染の小林勝彦・藤純子夫婦との関係も今ひとつ。 高倉と藤との叙情漂う逢う瀬のシーンが欠落しているので感情移入できない。 また藤山寛美と中原早苗の関係も今ひとつ弾けない。寛美の芸達者ぶりは分かるが物語には深く関係してこないので、 ただの見世物キャストにしかなっていない。 |
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