日本侠客伝 白刃の盃 ★★★★ 1967年(昭42)1月28日公開/東映京都/94分 総天然色/シネマスコープ |
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企画 | 俊藤浩滋 日下部吾郎 |
脚本 | 中島貞夫 鈴木則文 |
監督 | マキノ雅弘 | ||
撮影 | わし尾元也 | 音楽 | 斎藤一郎 | 美術 | 川島泰三 | ||
出演-高倉健・藤純子・長門裕之・伴淳三郎・菅原謙二・大木実・砂塚秀夫・三島ゆり子・天津敏・清水元・宮園純子 | |||||||
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前年9月に公開された「日本侠客伝」シリーズの第6作目。 脚本が、当時としては若手の中島康と鈴木則文が担当。それまでとは少し趣が異なって入るが、基本プロットは変わらない。 伴淳三郎が渋くて良い。 1958年から始まった東宝の喜劇「駅前」シリーズで人気者となり、2年前の同じ東映東京作品「飢餓海峡」の演技で演技派と認められた。この作品では元ヤクザの食堂の親父を、持ち味のおとぼけで可笑しく演じているが、殴り込みへと向かうラストでは凄みのある演技を見せてくている。 高倉健は、ますます無口になり、子供好きな無垢の笑顔と、ラストの天津敏を追い詰める厳しさのギャップにしびれる。 今回は、女房役の藤純子とのやりとりも良かった。ラスト、高倉の表情を見ただけで死地に向かう事を悟り、生きて捕まって下さい、私はずっと待ってます、のセリフに涙した。 「昭和残侠伝」の大ヒットの影響か、この映画でも高倉が主題歌を歌っている。 またラストの道行に主題歌が流れるのも同じだが、ちょっとチグハグさは否めないのが残念な所。 |
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