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高倉健の映画



昭和残侠伝 唐獅子牡丹
 
1966年(昭41)1月13日公開/東映東京/89分/
総天然色/シネマスコープ
 
企画 俊藤浩滋
吉田達
脚本 山本英明
松本功
 監督 佐伯清
撮影 林七郎 音楽 菊池俊輔  美術 藤田博
出演-高倉健・三田佳子・津川雅彦・池部良・芦田伸介・保積ぺぺ・菅原謙二・河津清三郎・花沢徳衛・田中春男・山本麟一・今井健二・潮健児

シリーズ第2作。

高倉健主演映画としては前年12月31日に公開された「網走番外地 北海篇」からわずか二週間後の公開。
前作の第1作からは3ヶ月半しか経っていない。どれだけ健さん映画が人気だったのかが分かる。

今回は宇都宮の石切り場が舞台。
あまり映画では描かれない場所なので、それなりに石出しのシーンとか面白い。

一宿一飯の義理から殺してしまった菅原謙二の妻、三田佳子との交情と、
その子供、保積ぺぺ演じる子役との交流が、丁寧に描かれている。

芦田伸介や花沢徳衛、田中春男などのベテラン演技人が脇を固めて、かなり面白いのだが
池部良の出番が遅すぎなのと、殴り込みに行く動機が弱いのが致命的。エッ、もう殴り込むのと思ってしまった。

しかし、主題歌が流れ出し、健さんと池部良の二人が雪の降る中を揃って歩き出すとシビレてしまう。
夜間のオープンロケと、セットの歩きをつなぎ合わせた画面は、ただただ、美しいと感じてしまう。
歌舞伎の花道を歩く様式美になっている。

この回は、健さんの演技も渋く、全て受け身の表情を貫き、
じっと耐えてやがて爆発する花田秀次郎の人物を演じきっている。

観客もスクリーン健さんと一体となって、殴り込みへと向かって行ったはずだ。





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