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 ★ 駄作  途中でやめたくなる
 ★★  凡作  興味あれば
 ★★★  普通  それなりの出来
 ★★★★  佳作  かなり面白い
 ★★★★★  傑作  超オススメ

 傷だらけの天使
TVシリーズ『傷だらけの天使』は、1974年10月5日から1975年3月29日まで日本テレビ系列局で放送された
東宝・渡辺企画製作の連続ドラマ。全26話。放送時間は毎週土曜 22:00 - 22:55。

2人のヒッピー風な若者の怒りと挫折を描いた、アンチヒーローものの探偵ドラマ。
監督は神代辰巳、深作欣二、恩地日出夫、工藤栄一ほか、脚本は市川森一、柴栄三郎ほか著名な脚本家が担当した。
緑魔子、志摩みずえ、吉田日出子、川口晶、荒砂ゆきらがヌードになり、第1話から第13話ぐらいまでは、ほとんどの回で女優がヌードを披露した。
特に第3話では当時の有名女優、中山麻里がストリッパー役でヌードになり、視聴者を驚かせた。
また、脚本が手つかずで放送されたことは一度もなく、毎回萩原健一のアドリブが加えられていた。

第1クールは修と享が、汚れ仕事をやらせる女所長綾部(岸田今日子)に一泡吹かせようと反攻を試みるが、失敗するという展開が見られた。
視聴率は、神代監督の第4話では4%台に落ち込むなど苦戦を強いられ、第2クールは、暴力やエロチックなシーンを抑え、
オーソドックスな探偵ものへの軌道修正が図られ、2桁台の視聴率を獲得した(最終回の視聴率は19.9%)。
しかし、表・裏両社会の権力からの理不尽な仕打ちに挫折する若者二人の姿は、夢の島を舞台とした最終回まで貫かれた。
なお、水谷豊を推薦したのは萩原健一であり、『太陽にほえろ!』で萩原演じる刑事マカロニが最初に捕まえた犯人役が水谷で、
その誠実な仕事ぶりが印象に残り、アキラ役に推したと述懐している。


レギュラー出演
萩原健一・水谷豊・岸田今日子・岸田森

プロデューサー-清水欣也・駆動英博・磯野理/音楽-大野克夫・井上堯之 

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(ALL26エピソード)
会員特典無料
 
話数 サブタイトル 脚本 監督 撮影 共演者  星取表  寸評
1 宝石泥棒に子守唄を 芝英三郎 深作欣二 木村大作 金子信雄・真屋順子
西村晃・八名信夫
 ★★★★★   テンポよく登場人物の関係を全て分からせてしまう、深作欣二の演出力に恐れ入る。広島弁の金子信雄、乳首をさらす真屋順子など脇も素晴らしい。木村大作のカメラが気合が入っている。
2 悪女にトラック一杯の幸せを 永原秀一
峯尾基三
恩地日出夫 木村大作 緑魔子・江原達治
上野山功一・北村総一朗
★★ 前回と比べると緩く、中弛みする。それでも全裸の緑魔子は眩しいし、三人でのベッドシーンも微笑ましい。兄妹の部分が弱い。
3 ヌードダンサーに愛の炎を 市川森一 深作欣二 木村大作 中山麻理、室田日出男
都家かつ江、伊達三郎
 ★★★★★  まずは中山麻理の豊満に乳房が素晴らしい。古い男を演ずる室田日出男。任侠映画のパロディでもありオマージュでもある市川森一と深作監督の姿勢。浅草ロツク座をドキュメントのように、かつ淡いフィルターを使って幻夢のように撮った木村大作。あっさりと良家のお嬢に戻ってしまうラストと、「御開帳---!」。傑作だ。
4 港町に男涙のブルースを 大野靖子 神代辰巳 田端金重 池部良、荒砂ゆき
田島義文、二見忠男
 ★★★★★  神代辰巳監督作。池部良とショーケンのホモ友達振りが可笑しい。時折インサートされるショーケンのカットが印象的。同年の6月に「青春の蹉跌」が公開されていて息もピッタリ。ラストの君が代の三味線弾きが、重いテーマを浮かび上がらせている。
5 殺人者に怒りの雷光を 市川森一 工藤栄一 伊佐山巖 加藤嘉、松山省二
木村豊幸、谷岡行二
★★ 市川森一脚本、工藤栄一監督作だがつまらない。犯人探しものはこの作品には似合わないだろう。松山省三が何故この役に配役されたのだろうか?意味不。ゴキブリ死ね看板のみが笑えた。
6 草原に黒い十字架を 山本邦彦 神代辰巳 田端金重 高木均、大村千吉
苅谷俊介
 ★★ 神代辰巳監督作だが修とアキラのやり取りは笑えるが、ストーリーがつまらない。幼女との三人旅がモチーフなのは分かるが、殺されてしまうラストが残酷過ぎる。
7 自動車泥棒にラブソングを 市川森一 恩地日出夫 木村大作 川口晶、高橋昌也
蟹江敬三、西村晃
 ★★★ 川口晶のヌードが拝める。修・アキラとの三人組の逃避行物だが、ラストは少し唐突感ある。
8 偽札造りに愛のメロディーを 柴英三郎 工藤栄一 伊佐山巖 有島一郎、田辺節子
近藤宏、沢りつ男
 ★★★ 有島一郎に宛てての脚本だろう。女優さんがいま一つ。
9 ピエロに結婚行進曲を 市川森一 児玉進 田島文雄 滝田裕介、志摩みずえ
水上竜子
 ★★★ この回は水谷豊の出番が多い。ラストの墜落シーンの特撮が良く出来ている。
10 金庫破りに赤いバラを 渡辺由自 鈴木英夫 田端金重 小松政夫、加納典明
浜田寅彦、川崎あかね
 ★★★ 小松政夫と加納典明がゲスト。加納のオカマ役は当時としては話題沸騰だっただろう。ラストがイマイチ。
11 シンデレラの死に母の歌を 渡辺由自 土屋統吾郎 田端金重 平田昭彦、服部妙子
浦辺粂子、夏木順平
 ★★★★ 構成がわかりやすく、修とアキラの関係も面白い。音楽の使い方が良い。平田昭彦は見せ場なし。
12 非情の街に狼の歌を 鎌田敏夫 児玉進 田島文雄 土屋嘉男、水原麻記
清川新吾、高橋かおり
 ★★★★ 鎌田敏夫脚本。スピーディーでコミカルで面白い。前回の平田昭彦に続いて、東宝の出演枠として土屋嘉男。今一つではある。
13 可愛いい女に愛の別れを 高畠久
山本邦彦
土屋統吾郎 田島文雄 吉田日出子、加茂さくら
田口計、加賀邦男
 ★★★★ 吉田日出子のお嬢様振りが面白い。アキラとの五右衛門風呂はサイコー。ラストはツマラナイ。
14 母のない子に浜千鳥を 市川森一 恩地日出夫 田端金重 桃井かおり、石山雄大 ★★ 物語がツマラナイ。桃井かおりの役が似合ってない。
15 つよがり女に涙酒を 篠崎好 恩地日出夫 田端金重 松尾和子、渡辺文雄
稲葉義男
 ★★★ 松尾和子がゲスト。それなりに面白い。やはり修とアキラは都会が似合う。
16 愛の情熱に別れの接吻を 鎌田敏夫 鈴木英夫 田端金重 高橋洋子、山下洵一郎  ★★★ 高橋洋子の殺人犯の凄みがまったく見受けられないので説得力が欠乏。全般としてはまとまっている。
17 回転木馬に熱いさよならを 高畠久
渡辺由自
鈴木英夫 田端金重 江夏夕子、中原早苗
橋本功、福田豊土
 ★★★ キャスティングの妙が面白い。しかし遊園地は二人には似合わない。
18 リングサイドに花一輪を 柏原寛司 児玉進 田島文雄 中谷一郎、今井健二
梅津栄、ファイティング原田
 ★★★ この回はボクシングジムず舞台。中谷一郎と今井健二の関係をもう少し深堀りしてほしかった。
19 街の灯に桜貝の夢を 市川森一 恩地日出夫 田端金重 関根恵子、森幹太、
阿藤海、大口ひろし
 ★★★ 関根恵子が良い。ただ遺体になるラストは解せない。またアキラが相手を殺そうとするのを、同じように拳銃を持ってた修が止めるのもおかしい。
20 兄妹に十日町小唄を 篠崎好 児玉進 田端金重 渡辺篤史、伊藤めぐみ
犬塚弘、島田多江
★★ 兄妹愛もの。ラストの妹の死が安易過ぎる。死なせないと物語が終わらないのだろうか。犬塚弘の起用も安直すぎてもったいない。
21 欲ぼけおやじにネムの木を 宮内婦貴子 工藤栄一 田端金重 内田朝雄、笠井うらら
亀渕友香、根岸一正
 ★★★★ 内田朝雄が好演。ステーキのバカ食いが凄い。二人の戦闘機攻撃と「さらばラバウル」のヒコーキ姿。虚無感漂うラストが印象的。
22 くちなしの花に別れのバラードを 篠崎好 児玉進 田島文雄 篠ヒロコ、久保明
家弓家正、川口節子
 ★★★ 足の悪い篠ひろ子に修が惚れるのが弱い。東宝専属の久保明は良い。二人が対峙するラストは面白く、大ラスの踊りは虚しい。
23 母の胸に悲しみの眠りを 田上雄 工藤栄一 田端金重 根上淳、下條アトム
西尾三枝子、本山可久子
★★ 下條アトムが父の根上淳の身代わりになって死んでいくわけだが、その理由が不明確。ラストも何かヘン。
24 渡辺綱に小指の思い出を 市川森一 児玉進 田端金重 坂口良子、前田吟
天本英世、吉田義夫
 ★★★★ 2つの話が同時並行する構成。花札のシーンが緊迫感あって面白い。風呂桶が絶品。また善人のイメージを持つ前田吟が眉毛を隠して好演。「男はつらいよ」とは異なる凄みのある演技は一見の価値がある。
25 虫けらどもに寂しい春を 宮内婦貴子
大野武雄
工藤栄一 田端金重 小松方正、根岸明美
水上竜子
 ★★★★ 小松方正の二役。修が肩を持つ理由が薄いが、殴りかかるしか無いラストも含めて面白い。お○○など放送禁止用語を連発、ほとんど悪ふざけでヤケクソ演技を許す監督も素晴らしい。
26 祭りのあとにさすらいの日々を 市川森一 工藤栄一 田端金重 下川辰平、森本レオ
西村晃、ホーン・ユキ
 ★★★★ 最終回。岸田今日子は海外に逃れ、岸田森はそれを逃すために西村晃に捕まり、アキラは風邪をこじらせて死んでいく。井上堯之の歌と、ラストの夢の島のショーケンの顔が心に残る。



<参考 Wikipedia>

 
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