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「拝啓 渥美清 様」
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「勝新と雷蔵」
<勝新太郎と市川雷蔵に関しての個人的考察サイト>

「日本特撮映画史」
<円谷英二の映画に関しての個人的考察サイト>

★	駄作	途中でやめたくなる
★★	凡作	興味あれば
★★★	普通	それなりの出来
★★★★	佳作	かなり面白い
★★★★★	傑作	超オススメ

 「ザ・ホワイトハウス」
The West Wing
シーズン2

『ザ・ホワイトハウス』（The West Wing）は、
アメリカの放送局NBCで1999年から2006年にかけて放送されたドラマで、
ホワイトハウスを舞台に大統領とその側近達を中心に描いた政治ドラマである。

エミー賞史上、多くの記録を樹立したテレビドラマとして知られる。
エミー賞の最優秀作品賞を4年連続受賞し、ドラマシリーズ全体では計26回受賞（史上最多）、
ファーストシーズンでは9個受賞（史上最多）、単一シリーズでも9個受賞（史上最多）などの
史上最多記録した。また、ゴールデングローブ賞最優秀作品賞では2000年に受賞し、
他に1999年・2001年・2002年・2003年の計4度ノミネートしている。
くわえて、全米映画俳優組合賞最優秀アンサンブル演技賞（ドラマ部門）を2年連続で受賞。

レギュラー出演

ジェド・バートレット … マーティン・シーン
サム・シーボーン … ロブ・ロウ
CJ・クレッグ … アリソン・ジャニー
レオ・マクギャリー … ジョン・スペンサー
トビー・ジーグラー … リチャード・シフ
ジョシュ・ライマン … ブラッドリー・ウィットフォード
チャーリー・ヤング … デュレ・ヒル
ドナ・モス … ジャネル・モロニー
アビー・バートレット … ストッカード・チャニング
ウィル・ベイリー … ジョシュア・マリーナ
マシュー・サントス … ジミー・スミッツ

プロデュサー-アーロン・ソーキン、、トーマス・シュラム、ジョン・ウェルズ

話数	サブタイトル	邦題	脚本	監督	ゲスト	星取表
1	In the Shadow of Two Gunmen: Part I	正義は死なない(前編)	アーロン・ソーキン	トーマス・シュラム	ジョージャ・フォックス	★★★★
寸評	前シーズン終了後、約7ヶ月後に始まった新シーズン。病院に運ばれた大統領はわき腹を撃たれていたものの命に別状はなかったが、ジョシュは撃たれた肺の損傷が激しく、危険な状態に陥る。薄れ行く意識の中でジョシュの記憶は三年前に戻っていく。父親がレオの旧友だった事から党の指名選挙を手伝った欲しいと乞われ、バートレットの講演を聞いて参加するのを決断する。
2	In the Shadow of Two Gunmen: Part Ⅱ	正義は死なない(後編)	アーロン・ソーキン	トーマス・シュラム	マイケル・オニール	★★★★
寸評	バートレットから病室に呼ばれたチャーリーは、標的が大統領ではなく黒人の自分だったことを知ってショックを受ける。三年前は船舶会社の投資顧問だったサムと、ハリウッドの映画会社の広報担当だったCJが、それぞれバーレットを手伝うことになった経緯が描かれていく。そして恋人に振られたドナがジョシュの秘書になる経緯も。やがてジョシュは一命をとりとめ、目を覚まして開口一番ジョークで皆を笑わせる。
3	The Midterms	中間選挙ラプソディー	アーロン・ソーキン	アレックス・グレイヴス	-	★★★
寸評	中間選挙が間近に迫り、銃撃事件の影響で支持率が81%に高まっているバートレット陣営は、それを利用して多数派になろうとしている。トビーは銃撃事件の教訓から危険な思想団体の会員と資金源を一般に公表するべきだと主張。サムやCJから憲法に違反すると諌められるが、自分でも高ぶる気持ちを抑えきれない。サムは知り合いの検事を選挙に立候補させるが、偏った思想が明らかになり協力をやめ、検事は落選する。検事の妻は憶えていろとサムを罵倒するのだった。
4	In This White House	ブロンドのライバル	アーロン・ソーキン	ケン・オーリン	エミリー・プロクター	★★★★
寸評	サムはテレビの討論番組に出演し、共和党の女性エインズリーに言い負かされる。その番組を見た大統領は、エインズリーをホワイトハウスで雇いたいと言い出す。レオは彼女をホワイトハウスへ呼び出すが、代々保守的な共和党員の家庭で育ったエインズリーは、猛烈な剣幕でレオに食ってかかる。同時に描かれるエイズが蔓延する小国の大統領の苦悩、そしてクーデターが起こっても帰国し、処刑されてしまう黒人大統領の悲劇が痛い。エインズリーは偶然クーデターの知らせが入った現場に居合わせ、スタッフの対応を見て、その姿勢に感動する。
5	And It's Surely to Their Credit	女たちの闘い	アーロン・ソーキン	クリストファー・ミシアーノ	エミリー・プロクター	★★★★
寸評	エインズリーは、自分が入ることを法律顧問室のトリビーの反応を恐れる。トリビーは広報部の職員二人が議会で偽証した事にたいして謝罪をするようエインズリーに命ずる。職員二人は枯れた花の贈呈をし、怒ったサムは広報室へ怒鳴り込む。大統領は性交可能の診断が下り、妻と公邸にシケ込むが、女性問題を妻に突かれておあずけ。ラストはハウスの面々がエインズリーの赴任セレモニーを開いて終わる。
6	The Lame Duck Congress	核実験禁止条例	アーロン・ソーキン	ジェレミー・ケイガン	エミリー・プロクター	★★★★
寸評	核実験禁止条約に対しての上院下院、共和党民主党の力関係が知識として馴染みがないのでよく理解できない。新聞記者ダニーが主幹への昇進を断ったのを知るCJ。今の関係ではこ交際出来ないのでそれを望んでいたのだが・・・。 サムはエインズリーの意見を取り入れた報告書をレオに提出、それまでの主張と180度反対であきられる。ラストの大統領の台詞が重い。「核実験反対には世論の8割が賛成するのは当たり前。人々はその回答を一瞬にして出す。しかし我々政治家は8割賛成でも、一瞬で賛同してはならない。もっと慎重に事を運ぶのが政治なのだ」
7	The Portland Trip	夜間飛行	アーロン・ソーキン	パリス・バークレイ	エミリー・プロクター	★★★★
寸評	エアホースワンでポートランドへと移動する大統領は真夜中の移動を星を見たいからと告白。ジョシュは、上下院を通過した婚姻承認法に大統領の署名を求めるスキナー共和党議員と会う。「承認法は同性同士の結婚を禁じている」と言うジョシュに対し、自らもゲイであるスキナーは「州レベルでの同性同士の結婚は禁じていない」と主張。議会で共和党議員たちが同性愛者を侮辱する発言をしたことを知っているジョシュは、「なぜ共和党の一員でいられるのか」とスキナーを問い詰める。サムはスピーチに文面に悩む。チャーリーが学生の一時的な教師採用の案を話すと大統領が気に入り、プログラムが作られる事になる。
8	Shibboleth	自由を求めて	アーロン・ソーキン	ローラ・イネス	-	★★★★
寸評	「ER」ケリー役のローラ・イネス監督作。トビーは教育担当次官候補に、レオの妹を入れたいと考える。公立学校での祈りを捧げる事の是非を問う議論を起こすためには野心的で反宗教的な立場を取っている妹が適任だと考えていた。が、体罰とも撮れる写真がレオの元に来て保護となる。中国からやってきたキリスト教徒の難民が、宗教亡命を求める。中国政府は強制送還を望み、アメリカ国内のキリスト教団体は亡命を認めるべきだと主張。大統領は難民代表と会い、偽装ではないのを見破り、州知事に警備を緩めるよう命令し、難民はキリスト教団体に保護される。感謝祭慣例の七面鳥恩赦で、CJは七面鳥に情が移り二匹とも動物園に引き取られる。
9	Galileo	火星探査船ガリレオ	ケヴィン・フォールズ＆アーロン・ソーキン	アレックス・グレイヴス	-	★★★★
寸評	火星探査船ガリレオ五号が火星に到着することになり、大統領が子供からの質問に答えるテレビ教室の準備が進められていたが、ガリレオからの通信が途絶えたという連絡が入る。交響楽団コンサートでCJは採用の面接で落としたタッドと出会う。CJとタッドは五年前に付き合っていた過去があり、タッドはCJが個人的な理由で自分を落としたと責める。サムもコンサートでマロリーと出会い、ローリーとの写真を撮られて以来連絡をしていなかったために気まずい思いをする。CJの「ベッドの上では最高だった、との記事が出るかも」が面白い。
10	Noel	クリスマスキャロル	アーロン・ソーキン	トーマス・シュラム	ヨーヨー・マ、アダム・アーキン	★★★★
寸評	現在と過去が同時進行する構成。銃撃事件で負傷したジョッシュはカウセリングを受ける。数日前、空軍パイロットの自殺事件が発生し、パイロットについて調べる内に、そのパイロットと自分が同じ誕生日であることを知る。そのころからジョシュの言動がおかしくなり、議会のクリスマス・パーティーでの、世界的チェリスト、ヨーヨー・マの演奏中に、ジョシュは銃撃事件のフラッシュバックを体験。帰宅後ジョシュは衝動的に素手で窓ガラスを突き破る。ジョシュはPTSDと診断され、レオに「絶対に休職はさせない」と励まされ、心配したドナとクリスマスキャロルの歌声の中を帰宅していく。、ヨーヨー・マが本人役で登場。
11	The Leadership Breakfast	朝食会の誤算	アーロン・ソーキン	スコット・ウィナント	フェリシティ・ハフマン	★★★
寸評	民主・共和両党の協調路線をアピールするために朝食会が開かれることになる。トビーは両党のリーダーが集まるこの機会に、突っ込んだ話し合いをしたいと思い、元妻のアンと交渉し十五分間だけ討論する約束を取り付ける。その交換条件として議事堂の前で会見することを認める。こちらの米国政治の知識不足で最後まで内容がよく分からなかった。
12	The Drop In	仲間はずれ	アーロン・ソーキン	ルー・アントニオ	-	★★★
寸評	サムは環境会議で空気清浄化運動を発表しようと、大統領のスピーチ作りに張り切る。出張中だったトビーは、自分になんの相談もなく環境会議への出席を決めたサムに不満を覚え、大統領のスピーチにエコ・テロリズムに対する批判を盛り込もうと大統領とほかのスタッフだけに言う。大統領の突然のエコ・テロリズム批判に驚いたサムは、トビーに裏切られたと感じる。
13	Bartlet's Third State of the Union	ファーストレディーの憂うつ	アーロン・ソーキン	クリストファー・ミシアーノ	マーリー・マトリン	★★★★
寸評	大統領の三度目の一般教書演説が行われ、大成功を収める。直前に超党派諮問委員会への支持が得られたため、その設立を発表する一文が加えられる。だが演説を聞いた大統領夫人は、その言葉の裏に秘められた、ある意図に気づき、原稿を書いたトビーを責める。ジョッシュお気に入りの難聴のジョーイが世論調査の責任者となりやってくる。サムはエインズリーと大統領を引き合わせるが、エインズリーはテレビ討論出演後のハイな状態でダンス姿を見られてしまう。
14	The War at Home	麻薬戦争	アーロン・ソーキン	クリストファー・ミシアーノ	アーロン・ピアース	★★★★
寸評	一般教書演説の直後、コロンビアの解放戦線に捕らわれた麻薬取締官五人の救出プランが話し合われている。交渉の成り行きを見守るべきだとの助言を退け、大統領は救出作戦にゴーサインを出すがそれは囮で死者7名を出す大失敗に終わる。ドナはジョシュに対してしきりにジョーイを誘えと言うが、逆にジョーイからはドナはあなたが好きよと問われてしまう。ちなみにジョーイ演じるマーリー・マトリンはこのドラマの大ファンで、オスカー女優ながら自ら脚本のアーロン・ソーキンに出演を願い出て役を得た。
15	Ellie	リア王の娘	アーロン・ソーキン	マイケル・エングラー	キャサリン・ヨーク	★★
寸評	衛生局長官が大麻の合法化に賛成する発言をし真ん中の娘エリーが、「父が公衆衛生局長官を罷免することはあり得ません」とコメントしたことを知った大統領は激怒。医学生であるエリーは以前から父親との折り合いが悪く、滅多に顔を見せない。エリーは母親でもある長官は医師として真実を言ったまでだ」と言い対立する。突然登場した娘と母親に戸惑う。
16	Somebody's Going to Emergency, Somebody's Going to Jail	父への思い	ポール・レッドフォード　＆　アーロン・ソーキン	ジェシカ・ユー	ジョン・ビリングスリー、ロマ・マフィア	★★★★
寸評	サムの父親が28年間も女性を囲っていたことが発覚、精神的にかなり参っていた。レオは心配して自宅へ帰るように勧めるが、恩赦の対象者を決定しなければならないと断る。そんなサムの元にドナの友達が訪ねてきて、亡くなった祖父を恩赦の対象にして欲しいと頼まれる。FBIに打診すると公表されていないがスパイだったと判明。サムはドナの願いを聞き、事実を伝えることをやめる。
17	The Stackhouse Filibuster	愛する者のために	アーロン・ソーキン	ブライアン・ゴードン	ティム・マシスン	★★★★★
寸評	78歳のスタックハウス議員は自閉症の研究に予算を割くよう求めていたが、それが認められなかったた議事進行を妨害するために延々と演説を止めない。翌日の休暇をそれぞれ計画していたホワイトハウスの面々は憤る。そんな中ドナは、スタックハウスには孫が7人いるにも関わらず、選挙中の映像に6人しか映っていないことに気付き、孫の1人が自閉症なのが判明。スタッフは孫の居る議員に急遽連絡して、質問を挟んでスタックハウスを休憩させる。サムとCJはそれぞれの父親に敬愛を込めてメールを書き出すのだった。素晴らしい構成だった。
18	17 People	17人目の男	アーロン・ソーキン	アレックス・グレイヴス	エミリー・プロクター	★★★
寸評	トビーは、副大統領ホインズがキャンプ旅行という名目でニューハンプシャー遊説を予定していることを知り、それが大統領選挙への準備であると気づく。ホインズはバートレット大統領が次の大統領選挙に出馬しないことを知っているのだ。トビーからこの点を指摘され、どういうことなのかと詰め寄られたレオは、トビーに大統領の秘密を隠してはおけないと悟り、病名を明らかにする。トビーはそれを公にしないと有権者を欺く事になると強弁。大統領は机を叩いて怒るが最後には非を認めてあやまるが、イマイチ、よく解からなかった。
19	Bad Moon Rising	嵐の前夜	アーロン・ソーキン	ビル・ジョンソン	オリバー・プラット	★★★★
寸評	バートレット大統領はレオと共に、首席法律顧問オリバーの元へ出向き、多発性硬化症であることを隠していた問題について相談する。オリバーは大統領が完璧に振る舞っていたのを確認する。しかし、大学の入学申込書に記入していたチャーリーは、必要書類の中に健康診断書を見つける。大統領の二人の娘も大学入学の際に家族の病歴まで含めた健康診断書を提出しており、そこには大統領の病歴は記されておらず、大統領夫人の署名があったのだった。虚偽申請の疑いが発覚したのだった。
20	The Fall's Gonna Kill You	転落の予感	アーロン・ソーキン	オリバー・プラット、マーリー・マトリン	オリバー・プラット、マーリー・マトリン	★★★★
寸評	早朝、CJは首席法律顧問オリバーのオフィスへ呼び出され、過去に記者会見で大統領の健康状態についてウソを言ったことがあるかと、厳しく追及される。また大統領夫人アビーは旅行を取りやめて早々に帰宅、娘の健康診断書の件で険悪なムードが流れる。ジョシュは空港でジョーイと会い、大統領の病気を打ち明け、実名を伏せて世論調査を実施することは可能かと持ちかける。
21	18th and Potomac	突然の悲劇	アーロン・ソーキン	ロバート・バーリンジャー	オリバー・プラット	★★★★
寸評	夜のニュース番組に大統領夫妻が生出演して病気を告白することになり、スタッフは密かに地下の会議室に集まり、その準備に追われる。病を隠した政治家の世論調査の結果は散々だった。大統領秘書のランディンハム夫人は初めての新車を購入する。値切らずに買った行為をみんな非難するが、その夜事故でなくなったと訃報が入る。
22	Two Cathedrals	決断の時	アーロン・ソーキン	トーマス・シュラム	ジョン・ベネット・ペリー	★★★★ ★
寸評	交通事故死したランディンハム夫人の葬儀に列席するスタッフ。大統領の夫人と知り合った際の回想が何度か入る。そして再出馬を断念した嵐の夜、夫人の幻が現れる。彼女は最後に「負けるとわかっているからという理由で再出馬を断念するなら、あなたを心の底から軽蔑する」と言い残して去る。そして記者会見で「二期目も務めるつもりか」と訊かれた大統領は、夫人に指摘された、両手をズボンのポケットに入れて答える。素晴らしい構成の傑作回だった。